
数年前、職場で年賀状を出す時期に気づいたことがあります。
その同僚は、係長には年賀状を出していたのに、私はもらっていませんでした。
そのときは軽く「そうなんだ」と思っただけでしたが、過去に何度か似たような行動を目にしていたこともあり、
少しずつ「自分は軽視されているのかもしれない」と感じるようになりました。
さらに後日、私がお世話になった人と同僚、それに私の3人で食事に行った際のことです。
みんなで足並みを揃えて贈るものは全員の前で渡したのですが、
同僚だけがこっそりその人に贈り物を渡していました。
その瞬間、正直「ちょっと感じが悪いな」と思いました。
こうした出来事を通して、私は職場での自分の心の距離や、他人の行動に対する自分の感覚を整理する必要があると感じました。
私が感じた違和感と学び
この同僚は普段、上司に好かれるよう振る舞っていましたが、さらに上の管理職がいると、
瞬時に態度を切り替え、その人に好かれるよう動いていました。
その様子を上司も目にしており、同僚に「また抜け駆けしている」と注意している場面もありました。
こうした行動から学べるのは、いわゆる“上下へのゴマすり型”の心理だと思いました。
- 上の人に良く思われたい欲が最優先
- 横の関係より縦の関係を重視
- 場面に応じて態度を切り替え、目立つ形で自己アピール
つまり、相手は私ではなく、上司や管理職の評価を最優先して動いているのだと感じました。
表面上は仲良くしていても、心の優先順位は上司に向いている――その感覚は自然なものだと思います。
職場で心を守る距離の工夫
- 横の関係は淡々と:雑談や情報共有は最低限にして、弱みや感情は出さないようにしました
- 上司や管理職との関係は自然に:媚びず、丁寧に仕事で関わるようにしています
- 自分の感情を整理する:相手の行動は相手の価値観の反映だと割り切るようにしました
表面上は普通に接しながら、心の中で一線を引くことで、気持ちが少し楽になったように思います。
軽く見られる感覚を抱いたときに考えたこと
同じように軽く見られる感覚を抱いたとき、私はまず自分の反応を整理してみました。
距離を少し工夫してみるだけでも、気持ちが少し楽になるのだと感じました。
モヤモヤを整理するきっかけになった本
この体験をきっかけに、私は「相手を変えるより自分の反応を整える」ことの大切さを感じました。 そこで読んだのが、 嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健)です。 「他者の課題に踏み込まない」という考え方に触れることで、職場のモヤモヤを整理するのに役立ったと思います。
体験からわかったこと

- 同僚に軽く見られる感覚を抱くのは、相手の価値観の反映だと思いました
- 怒るよりも距離を整えることで、気持ちが楽になったように感じます
- 上下へのゴマすり型の行動は、自分への攻撃ではないと理解できました
- 感情を整理することで、自分の心が少しずつ落ち着くのを感じました
職場の人間関係は完全にはコントロールできません。 でも、自分の反応は選べるのだと思います。 こうした距離の工夫で、少しでも心地よく働ける環境を作れるのではないかと感じています。

