発達障害って?療育ってなに?ゼロから学んだママが本当に読んでよかった本

発達障害の本 こどものこと
頭の中がモヤモヤ

「息子さんは軽度知的障害と自閉症スペクトラムです」
子どもが3歳のとき、初めてそう言われました。

発達障害や療育という言葉に初めて触れて、戸惑いと不安でいっぱいだったあの頃。
とにかく何か手がかりが欲しくて、本を買いあさったのを今でも覚えています。

今日は、そんな私を少しずつ前向きにしてくれた4冊をご紹介します。
診断を受けたばかりの方や、「何から知ればいいの?」と悩んでいる方に届きますように。

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「発達障害」「療育」ってなんだろう?

診断を受けたその日、病院で説明を受けたけど、ほとんど頭に入ってきませんでした。

あとで冷静になってからスマホで検索したけど、情報が多すぎて、どれが正しいのか、どこから読めばいいのか分からない……。

そんなとき、「まずは本でじっくり知りたい」と思い、いくつかの本を手に取りました。
分からない言葉をそのままにしないで、基礎から学び直すつもりで読みました。

とにかく「知ろう」と思って、本を探した

ネットもたくさん読みました。でも情報が多すぎて、読むたびに余計に不安になることも…。
だから私は、本屋さんとAmazonで、気になった本を何冊か買ってみました。

正直、「全部読み切ろう」と思うと重たくて手が止まりそうだったけど、
どれも少しずつ、「今の私が知りたかったこと」に答えてくれました。

読んでよかった本たち(全部、実際に買いました)

発達障害の本

『魔法の言葉かけ』

『魔法の言葉かけの本』は、イラストや四コマ漫画を交えて、子どもとの関わり方をやさしく教えてくれる本です。
ABA(応用行動分析)の考え方をベースに、実際の子育てにすぐに取り入れられる「言葉の使い方」がたくさん紹介されています。
良い例だけでなく、「やってしまいがちな声かけ」やその改善方法も載っているので、読みながら自然と自分の関わり方を見直すことができます。

未就学児を育てている方はもちろん、日々の子育てに少し不安を感じている方、
「もっと子どもに寄り添いたい」と思っているすべての親御さんに、心からおすすめしたい本です。

『発達障害の子どもたちをサポートする本』

発達障害についての基本的なことから、家庭や園・学校などでどうサポートしていけばいいのか、日常の中でできることがわかりやすく書かれています。かわいいイラストや図解がたくさん使われているので、文章だけよりもスッと理解しやすく、読みやすさも抜群です。

障害のタイプごとに「こんな支援は合っている」「これは避けたほうがいい」といったポイントが、ページの左上にある○、◎、ーでひと目で分かるようになっているのも便利でした。

また、どうすれば子どもの自己肯定感を育てられるのかといった学習の工夫も紹介されていて、知識だけじゃなく、日常でのちょっとした接し方や声かけにも役立つ内容がギュッと詰まっています。実際の場面ごとの対応例やケアの仕方も載っているので、「あのときどうしたらよかったんだろう?」と振り返るきっかけにもなりそうです。

「なんとなく気になる」「ちょっと育てにくいかも…?」と感じている方にとって、安心して手に取れるガイドブック。
一度読んでおくだけで、子どもとの向き合い方が少しラクになってくる、そんな一冊です。

『伝わる!声かけ変換』

この本が他の育児本と違うのは、「子育てはイライラするもの」「つい怒ってしまうもの」という前提からスタートしているところ。
読んでいて、「それでいいんだよ」と肯定してもらえているような気持ちになれました。

親はつい、子どもの“できていない部分”ばかりに目が行きがちですが、
本書では「子どものできているところ・頑張っているところをもっと見てあげよう」と、やさしく気づかせてくれます。

同じゴールを目指すとしても、言葉の選び方次第で、子どもの受け取り方も、親自身の気持ちも大きく変わる——
そんな気づきが得られるのも、本書の大きな魅力です。

『発達障害のある子と家族のためのサポートBOOK』

発達障害について、わかりやすく、やさしい言葉で知りたい——
そんな方にぴったりの1冊が『発達障害のある子と家族のためのサポートBOOK』です。

タイトルにある通り、この本は子どもだけでなく、家族全体のサポートに目を向けているのが大きな特徴です。
約4分の1のページが「親や家族のケア方法」に割かれており、
「親が心身ともに疲れてしまっては、育児どころではない」という大切な視点を教えてくれます。

内容はとてもわかりやすく、イラストもかわいくて、難しさを感じずにスッと読める構成。
目次から知りたいテーマをすぐに探せるのも便利で、
「家に一冊あると安心できる」そんな存在になってくれる本です。

特に、発達障害についてまだ知識がない方、これから理解を深めていきたい方にとっては、入門書として最適
発達障害のあるお子さんを育てているご家庭だけでなく、支援に関わる人や周囲の理解者にとっても、
“はじめの一歩”として心強いガイドになってくれます。

診断がゴールじゃなくて、スタートだった

今も正直、不安はあります。
でも、診断がついたからこそ「うちの子に合った関わり方を知ることができる」と思えるようになりました。

「個性」と言い切るには難しい部分もあるけれど、
ちゃんと理由があって、得意・苦手があるんだということ。
そこに気づけたから、私自身のイライラもだいぶ減りました。

最後に:もし、あのときの私と同じ気持ちのママ・パパがいたら

「軽度知的障害」「自閉症」と聞いて、心が追いつかない人。
「うちの子にそんな名前つけないで」と思った人。
きっと、たくさんいると思います。

でも、知ることは、責めることじゃなくて、サポートの入り口
どう関わると、お互いラクになれるか。
どこに相談したら、助けてもらえるか。

少しでも心が軽くなる本があれば、いつでも開いてみてください。
私もまだ、毎日悩みながら育てています。でも、あのときよりずっと、気持ちは落ち着いています。

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