
今日は、子どもたちと公園に行ったときの出来事から、「公共の場での順番待ち」や「子どもへの声かけ」について感じたことを書いてみます。
親として迷ったり、悩んだりしながら関わった1日でした。
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公園での“ちょっと困った”あるある場面
先日、子どもたちと近くの公園へ行きました。
上の子は小学1年生。下の子は未就学児。
遊具の中でも特に人気の「ブランコ」に乗りたがったのですが、ある場面に直面しました。
2台あるブランコを、女の子2人組(小学校高学年くらい)が長時間独占していたのです。
上の子は静かに並んで順番を待っていましたが、なかなか譲ってもらえませんでした。
「貸して」と言えた勇気。でも…
先に上の子はブランコの順番まちへ、その間下の子と私は別の遊具で遊んでました。
5分以上待っても(息子よ!よく待った!!)交代の気配はなく、下の子も「のりたい〜」と言っていたので、一緒に待つことに・・・
すると息子は「貸して…」と自分から声をかけました。
でも、それでは届かないと思い、
「もう少し大きな声で言ってごらん」
と促しました。
すると、息子は勇気を出して「貸して!」とハッキリ言えたのです。(成長したな~涙)
女の子たちは「え〜、じゃああと一回乗ったらね」と返し、またブランコをこぎ始めました。
…「あと一回」って何回こげば一回なんだろう?
思わず心の中でツッコミを入れてしまいました。
下の子も待っていたけれど、また戻ってきた…
ようやく息子の番が来て、ブランコに乗れました。(結局10分くらいかかった?)
もう一台のブランコは同じようにまっていた親子が使用中。
下の子はお兄ちゃんの後に乗ることにしたので、続けて待つことに。
息子が5分ほど遊んで降りたタイミングで、さっきの女の子たちが再び戻ってきて、
「かーしーてー!!!」
と大きな声で。
私は、
「下の子がまだ乗っていないから、もう少し待っててね」
と返しました。
「公共の場」は、ルールとマナーの練習の場
この一連の出来事で、改めて実感したことがあります。
公園は“社会の入り口”。
順番を守ること、譲ること、自分の気持ちを言葉で伝えること。
子どもたちはこういう場所で少しずつ学んでいきます。
でも、必ずしも子ども同士でうまく回るわけではありません。
そういうとき、大人がやさしくルールを示してあげることも大切だなと感じました。
公園で使える!やんわり&しっかり伝える声かけフレーズ集
今回のように、子ども同士のやり取りがうまく進まないとき。
大人がちょっとだけ声をかけてあげることで、場が整ったり、子どもが安心して行動できたりします。
でも実際は、「どう伝えればいいのか分からない」「角が立たない言い方が難しい」と感じる場面も多いですよね。
私自身、何度も迷いながら言葉を探してきました。
ここでは、実際の経験を踏まえて、“やさしく、でも伝わる”フレーズをシチュエーション別にまとめてみました
順番をうながすとき
公園の遊具は、誰かが独占してしまうと他の子が遊べません。
でも「長く乗ってるよ」と直接言うのは角が立つし、注意っぽくなりがち。
そんなときは、やんわり「次の子がいるよ」と気づかせる言い方がおすすめです。
例:
- 「待っているお友達がいるから、順番で使おうね」
- 「さっきからたくさん遊んでくれてたね。そろそろ交代お願いできるかな?」
- 「交代してくれてありがとう、待ってた子がすごく楽しみにしてたんだよ」
ポイントは、「あなたが悪い」と伝えるのではなく、次の子の存在を自然に意識してもらうこと。
“あと一回”が終わらないとき
よくあるのが「あと一回!」と言いながら、ずーっとこぎ続けるパターン。
子どもにとって「一回」の定義が曖昧なんですよね。
こんなときは、「何をもって“一回”とするか」をはっきりさせてあげるとスムーズです。
例:
- 「“あと一回”って言ったら、2回こいだら終わりにしようね」
- 「じゃあ“あと30秒”ね。タイマー鳴ったら交代しようか」
- 「あと10数えたら交代ね。みんなで数えようか」
「数える」「タイマーで区切る」など、視覚・聴覚で“区切り”が分かる工夫も◎
子どもも納得しやすくなります。
自分の子どもに声をかけるとき
「貸して」と言うのって、子どもにとってはすごく勇気がいること。
その一言を出すまでに、実はたくさん気持ちをためていたりします。
だからこそ、頑張って声を出せたことをしっかり認めてあげたいなと思っています。
例:
- 「“貸して”って自分で言えたの、すごくかっこよかったよ」
- 「伝わらなかったときは、ママが一緒に言うから安心してね」
- 「待ててえらかったね。自分から伝えられたのもすごく成長だね」
「うまくいったかどうか」よりも、「自分の気持ちを言えたこと」に注目して言葉をかけてあげると、自己肯定感も育ちます。
相手の子にやんわり伝えたいとき
相手の子が自分の子や他の子に配慮していないとき、
「それはちょっと…」と思っても、よその子に強くは言いづらいですよね。
でも、トラブルになる前に、“やさしく境界を示す”のは悪いことではありません。
例:
- 「今はこの子の番だから、ちょっとだけ待っててくれる?」
- 「次の子がまだ乗ってないから、先に乗せてもらえるかな?」
- 「たくさん遊んでくれてありがとう。次はこの子の番ね」
あくまでフラットに、誰が悪い・正しいではなく、“順番”というルールに立ち戻る言い方がポイントです。
まとめ:言いにくいからこそ、言葉を持っておきたい
「誰かに注意する」「ルールを伝える」って、実はすごく気をつかうことです。
でも、公共の場では大人のひと声が、子どもたちの学びや安心につながることもあります。
うまく伝えられるように、日頃から“使える言葉”をストックしておくと、気持ちがラクになりますよね。
気をつかう場面もありますが、私たち大人がそっと背中を押してあげられたらいいなと思っています。